釣 行 日:2006年2月11日(土)
釣行場所:東伊豆 菖蒲沢 大金(オオガネ)
利用渡船:千代丸 Tel 0558-34-0595
海 況:大潮、上り潮、波凪(うねり小)、西風(強い)、晴れ、水温13.4℃
この日は西風がかなり強い予報だったので、西伊豆はほぼ全滅、大瀬だと竿は出せるだろうがまともに風は受ける。はて?ど
うしようかなと迷ったあげく、今回同行する清水会員と相談して、西風対策として初場所の“菖蒲沢”に偵察がてらと相成った
。ここ最近伊豆半島では、水温が14-15℃台で安定していたのだが、前日から水温が13℃台に急に落ち込み、かなり厳しい戦い
を覚悟しての釣行となった。
菖蒲沢に着くと結構釣り人は多く(大西の予報だもんね)、2番船まで出るとのこと。我々は船長と相談して、1番船でオオガ
ネという磯にあがった。空を見上げると雲が勢い良く流れており、かなり強い西風が吹いているようだ。が!釣り場はというと
、ほぼ無風で凪倒れになる恐れさえあった(やっぱ東伊豆は違うね)。私は沖向き右側に釣り座を構えて、まずは撒き餌から開
始して海の様子を観察した。足元からサラシが出ており、約20m沖のかぶり根までしもり根にそって流れが入り、かぶり根周り
は撒き餌が溜まっている証である泡とカモメの群れ(苦笑)。水温以外は、絶好のコンディション・・・だが、撒き餌にはエサ
トリすら反応が無い状況・・・とにかくメジナが居ると信じて(祈って?)釣りを続けた。エサすら取られない時間が過ぎてい
き、清水会員が「どっすか?」と様子を伺いにやってきたが、「だめだね〜」と答えてる途中に、「ビュビュッー」っとミチイ
トが引き出されていった。「うそ〜来たよ!」と、すかさず合わせを入れると、沖の方で「バシャバシャッ!」と、いや〜な音
が聞こえた。その音がする方向を見ると「その時〜1羽の〜カモメ〜が〜飛〜ん〜だ〜ぁ〜」(by 渡辺真知子 古っ!みんな知
ってるかな?)もといカモメが悶えていた。なんとか清水会員のアシストで取り込みに成功したが、思わぬ大物(?)に落胆の
色は隠せなかった。
その後も全く生体反応がないまま「時の〜過ぎ行くま・ま〜に〜この身を〜寄せて〜」(by 沢田研二 これも古っ!)と口
ずさんでいたが、午後になり廻り込みの強風が時折入ってくるようになり、海が少々ざわついてきた。する〜と撒き餌の中にト
ウゴロウイワシの姿がちらつきだし、刺し餌にかじられたような痕跡が!「渋いが・・・メジナは居る!(と信じて)」、つい
に禁断のハリス1.2号に手を出してしまった(笑)。足元から入れた仕掛けがなじみながら沖へと流れていき、そして沖の泡付
近で「ゆっくり、じわ〜」っとウキが入っていった。ウキの姿が見えなくなるまで待ってから、一呼吸おいてゆっくりと聞き合
わせると魚の引きが伝わってきた。「よし来た!」と叫んで取り込んだのは33cmの口太。サイズ的には小さいが、貴重な1匹に
思わず笑みがこぼれた。どうやら時合いだったようで、もう1匹も同様に沖の泡付近で追加。しかし、その後風が強くなり、波
も被るようになったので早目に納竿とした。
【全体状況】
この日は、チョウチンや尾ヶ崎で37cmまでのメジナは釣れたが、40cmオーバーは出なかった。やはり急激な水温低下で全体的
に渋かったようだ。今季は47cmも出ており、水温が少し上昇すれば期待大。とにかく西風に強く、磯のエリアも広いので大人数
収容可能であり、貴重な釣り場である。
【今回のスタディー】
やっぱり、メジナは居るべきところに居る!
【今回のあたりパターン】
S-007 & ガン玉G7(ハリ上20cm)、ハリス1.2号、短グレ8号
■使用タックル
ロッド: マスタリー深棚1.25-575
リール: トーナメントISO Z(口太スペシャルスプール仕様)
ライン: アストロングレイトNT 1.85号
ハリス: トヨフロン スーパーL EX1.2号、Vハード1.75号
ハ リ: 短グレ8号、ひねくれグレストレート5号、競技ウ゛ィトム8号
ウ キ: GUREKO S-0、 S-007〔全て環付き全層スルスルでパワースイベル10号使用〕
■釣果
口太メジナ28-33cmを2匹、カモメ1羽(笑)
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