釣 行 日:2005年11月20日
釣行場所:伊豆半島・伊浜
利用渡船:宝洋丸


 先日、TEAM GUREKOの年に一度の大会が石廊崎で行われたが、あいにくの天候悪化により開始から2時間程で急遽撤収となってしまった。その後コマセを消費する目的で苦し紛れに近くの防波堤で竿を出したが、水温低下が原因でメジナはおろかエサトリすらつれない状況であった。しかも10月に行われたダイコーの大会でも、大時化の中での釣りであった為まともなフカセ釣りが出来ずここの所まともなつりが出来ていない、いいかげんにしろー!状態である。そんないらいらを解消すべく、今回は同TEAMの広垣氏と初場所に伊浜へと釣行した。当初、仁科を予定していたが某大会が予定されていたため急遽伊浜へと変更となった。

 何時ものように、湯河原のタカラでコマセを調達し暖かいコーヒーをいただき港へとむかう、広垣氏と二人きりでの釣行ははじめてであり車の中でも新鮮な会話が弾みあっと言う間に目的地伊浜港に到着。しかし!港に着いてみると思いの他車の多さにビックリ!船の台数、キャパから見てもちょっと異常じゃな〜いと思う程の台数だ。船釣りの客も居るからでしょうと二人で気休め話しをしていたが、辺りが明るくなり観察すると、殆どが磯釣り客ではないか!しかも大半が石物氏であった。なおかつ例会が二つも入っているようで、完全にお手上げ状態である。 初場所であるため、早々と広垣氏が【宝洋丸】船長に挨拶するととりあえず荷物を積んでくれとのこと。本当に私達の事を把握してくれているのだろうか・・・。 とりあえず30人程を乗せ、予定の6時30分に港を出港し釣り場へと向かう、約10分程で釣り場の磯に着きまず石物氏から渡礁を開始した。

渋々のアタリから魚をヒット! 広垣会員の釣ったアカハタ

 思ったよりも磯の数は多く、雰囲気も私好みの深場が多いようでなかなかである。そんなことを考えていると船長から、フカセで二人の方ですよね?と声が掛かり割と早く順番が回っていた。先客4人をトンガリに下ろし、私達二人はその直ぐ東側に位置する赤島へ渡礁した。ここは、湾内にある磯で有り沖向きがメジナ狙い地方寄りがブダイ狙いのようである。沖向きであれば、弱いうねりからでも程好いサラシを作り出しシモリ根も多く点在しており、良い感じである。船長の指示に従い二人で沖向きに釣座を構え早速コマセを撒いてみる。 水温が低いのだろうか、エサトリの反応は無くゆっくりとコマセが海底に沈んでゆく、浮きに反応は無く刻々と時間が過ぎてゆく・・・。しかし、これこそ寒グレ釣り!一日に1回2回のあたりとしぶしぶな釣りが良いんです! 相変わらず、えさとりの姿は黙認できないが付け柄さには反応があるようで、仕掛けを回収すると半分かじられたり、空針だったりと深場で魚が口を使っているようだ。 M−0号の浮きをS−00号に変え針も伊勢尼から掛かりの良いグレ一番に変更。かつ付け柄さも小さくやわらかいものを選んで試してみる。 深い棚で有るが、ガン球は打たない。浅い棚にエサトリが居ないので早く静める必要も無く極力コマセと同調させたいからである。 すると大分深い棚に仕掛けがなじんだ頃微妙な変化が浮きに現れ軽く効き合わせをしてみると、今日初となる魚がヒット!一発目と言う事と、この渋い時にバラスと次が無くなるとの思いから、何時も以上に慎重にやり取りする。しかし、思ったより引いたその魚は立派なヒゲをはやしたオジサンでした。(笑) 大きな声でいえませんが、2回ほどのされてしまいました。とりあえず竿を曲げられたのとバラシをしなかったことでホットし、次の当たりを待つ。 すると、今度は物凄い勢いで浮きが消し込まれた!奴は左右へと良く動き回る魚で今度こそメジナか?と期待したが、姿を見てガク!っときました。30cm程のサンタ君です。 大分魚の活性があがってきたのか、立て続けにヒット!しかしまたまた期待を裏切られ今度はアイゴ・・・。メジナ君どこに居るの? 気分転換に広垣氏と場所を交換すると、直ぐに広垣しにヒット!浮いてきたのは赤いで魚深い棚で食ったので又もやオジサンと思いきや、なんとアカハタではないか!うまそ〜。 しかし、この磯、魚種が多い。まだ二人として同じ魚を釣って折らず、サンタ・アイゴ・オジサン・キタマクラ・アカハタ・べら、と磯の五目釣り状態。って、メジナ釣ってね−じゃん。ッてことで散々粘ったあげく何とか口太の25cmクラスを一枚釣りましたけど。 そこで、昼になると船長の提案で磯変えを決意し、一級磯の立島へ移動。

伊浜の一級磯、立島

 立島はここ最近伊浜で一番の釣果を出している所でシマノジャパンカップ予選でも一番の成績を残した磯でもある。良い場所を選択していただいた。 しかし実際渡礁してみると、足場も急勾配で思ったよりも釣り憎い。海中はシモリ根が沢山あるが足元はハエ根が出ており上級者向けの磯と印象を受けた。 しかも、当日は昇り潮ががんがんに差し込み仕掛けはアット言う間に磯を回りこんでしまう。 タックルと仕掛けをすべて組みなおし、重めの仕掛けで深場を狙うが潮が早すぎるのか餌も取られる事無くまさにお手上げ状態である。しかし、潮下の巻き込みで竿を出す広垣氏は型はそれほどでもないものの尾長を連発していた。アイゴも釣ってたけど・・・・。 ガン玉を段打ちするなど試行錯誤し何とか28cmの尾長を一匹釣る事が出来たがそれ以上の結果を残す事が出来ず後ろ髪を引かれる思いで納竿とした。 初場所で有ったが船長の対応も良く、又磯の数も多い印象を受けました。近いうち再度釣行したいと思います。

■使用タックル
 ロッド: 最強グレSP 1-53
 リール: トーナメントISO Z3000LB
 ライン: ファインフロート2号
 ハリス: プロ100 1.7号
 ハ リ: 伊勢尼 5〜6号 グレ一番7号
 ウ キ: GUREKO 中通し S−0、S−00R

■釣果
 口太25cm、尾長28cm、オジサン30cm、サンタ30cm、アイゴ35cm〜各1匹



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