釣 行 日:2005年12月30日(金)
釣行場所:伊豆諸島 式根島(モウヤ岩)
利用渡船:伊豆下田フィッシング(喜久丸)
海 況:大潮、上り潮、波2mうねり大、西風(強い)、水温17→15℃
2005年の締め括りとして、佐山氏と杉野氏の3人で鵜渡根を目指したのだ。鵜渡根のシーズンは6〜7月が有名であるが、12月
も大物が期待できるのだ。但し、この季節は圧倒的に渡礁率が低いため、我々週末アングラーにとっては高嶺の花なのだが・・
・。
しかしながら、この日の予報は凪。期待を膨らませながらも、「鵜渡根だしな〜絶対大丈夫とは言えないな〜ましてや今回は風
神様もといS氏がいっしょだしな〜」と不安を抱えながら下田に向かった。
By the way, 私はこれまで、さんざんS野氏の風神様伝説を語ってきたが、どうやら誤りがあったようだ。なぜならS野氏は単
独では高確率で鵜渡根に渡礁しているのだ。では、なぜ彼が風神様と呼ばれるようになったのだろうか?思い起こせば、被害者
として風神伝説を語りついできた1人の人物が浮かびあがってきた。そう我らがTGKのアドバイザーであるS山氏である。どうや
らこのSSコンビが強力なエネルギーを生み出すようである(一部ではKンタも含めて、SSKトリオがさらに強力との意見もあるが
・・・)。今回はこのSSKトリオでの釣行なので、もはや天気予報なんて当てにならなかった。下田Fに着くと、港に集まった面
々が「今日は(こそは)鵜渡根に行けるだろう」と声を掛け合っている。いつも思うのだが、むしろ祈るようであり、まるで呪
文を唱えているようにさえ感じられる(ある意味、鵜渡根教信者の集団?)。
喜久丸は凪の海をすべるように出航したが、鵜渡根に近付くにつれ雲行きが怪しくなっていった。案の定、予報より早く西風
になったために素通りして式根島へ(あ〜あ、ガックシ!)。式根島に着くと既に式根島船籍の釣り人が入っており、限られた
状況の中、進士船長は一生懸命釣り場を探し回ってくれた。私はモウヤ岩の西側に上がり、本島向いで竿を出すようにアドバイ
スをいただいた。いざ釣り場を確認すると、向いに大きなハナレがあり、縦8m横20mほどのプールのような場所だ。両側から波
が入ってきており、撒き餌が溜まりそうに感じられた。なるほど水温が安定しない状況では申し分ない穴場的なポイントだ。但
し、難儀なことに斜め前方からまともに強い風を受けるので厳しい釣りとなることは覚悟した。
さ〜実釣開始!撒き餌は足元の払い出しの壁に打ち付けるようにして、一箇所に撒くことにした。仕掛けは、風が強いので環付
きL-0での全層スルスルを、軽い洗濯機状態なので自重のあるハリを選択した。しばらくは様子を見るために投入点を変えなが
ら、糸ふけを多めに出して、ミチイト、ウキおよび仕掛けの動きを観察することにした。幸いにエサトリはいないようだ(全く
活性がないという不安もあったが・・・)。その内に、仕掛けが違和感のある動きをしたかと思うとゆっくりと引き込まれてい
った。軽く聞き合わせをしてみると「グンッ!」と重量感ある引きが感じられ、タモ入れしたのは43cmの口太メジナ。幸先良い
結果に顔がほころんだが、ど〜も後が続かない。今度は、仕掛けを張り気味にして様子をみると37cmの尾長メジナが元気にライ
ンを引き出してくれた。その後も同じ調子で、ポツポツではあったが尾長を追加したが、その後も風がさらに強くなり(私は一
回吹き倒されました。幸い陸地側)、残念ながら予定より早い1時撤収となった。
【全体状況】
サエモン(岡部氏)ではメジナ40-47cmを6匹(40cm未満多数)とシマアジ56cmと好調のようであったが、10時過ぎの潮代わり
で急激に水温が低下し、その後はパッタリ釣れなくなったとのこと。こんな厳しい状況なので、ボーズの人も多かったよう
だ。私の釣果を見て、「この状況で釣るなんて、エサが違うのかな〜」という声すら聞こえてきた(腕が違うと言ってくれな
いところが悲ピ〜!)。
【今回のスタディー】
つい沖向きに釣り座を構えてしまうが、状況によっては「えっ!こんなとこ?」というのがポイントということもある(むしろ多い)。
■使用タックル
ロッド: グレ遠征スペシャルU3-530
リール: トーナメントISO Z(尾長スペシャルスプール仕様)
ライン: APPLAUD T/Z 3.5号
ハリス: シーガーグランドマックス4号
ハ リ: Zeek尾長6号
ウ キ: GUREKO環付きL-0
■釣果
口太メジナ43cmを1匹、尾長メジナ35-37cmを5匹
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