ＴＥＡＭ　ＧＵＲＥＫＯ関東　２０１４年５月度例会

釣行日：２０１４年５月３１日（土曜日)
釣行場所：妻良
利用渡船：五兵衛丸
参加者：坂根会員、清水会員、早藤会員、橋本会員、広垣会員、金田（幹事）
海況：中潮、南西微風、潮動かず→弱い下り潮、波低いがウネリあり、曇、水温18℃強
競技規定：27cm以上のメジナ5枚までの総重量（同重量の場合は最大魚長寸）

TEAM GUREKO関東のキンタこと金田です。
5/31（土）に例会を開催しましたので、その様子を報告させていただきます。

【サントウ：金田】
　私は体調不良で2年近く磯釣りを自粛していたが、4月末にようやく復帰できた。しかしながら復帰後、半島周りでは2連続MB （メジナぼ～ず）をくらっていた（・・・びえ～ん！）。今日こそはと臨んだものの・・・私は1番クジを引き、2番クジの広垣会員とサントウにあがった。珍しく私はジャンケンに勝ち（チームで2番目に弱いが・・・広垣会員はチーム1なので・・・笑）、沖の下り潮とすべり台方向から回り込んできた潮とがぶつかって潮目ができることを期待して"腰掛け"を釣り座に選んだ。広垣会員は南側のサラシ横を選択。薄暗い中、マキエを入れてみるとピチャピチャと音がする。「もしや？これは！」と冷汗。やがて明るくなって・・・いや～な予感が的中！サバである。それも半端ない数！仕掛けを入れた瞬間にウキが横に走る・・・マキエと全く別のところに遠投してもサバサバサバサバ・・・広垣会員もサバサバサバサバ・・・とにかくサバサバサバサバ・・・懐かしのTV番組11PMのオープニング曲が頭を廻る（古すぎ～！世代がバレバレ）。とにかく休憩しながら潮変わりを待った。

　ふと見ると磯際の深いところでメジナの姿を確認！チモト20cmにガン玉3Bを打って磯際を攻めると待望のアタリ（よしっ！）まっすぐに磯際に突っ込みエレガントな引きなのでメジナと確信したが、喜びも束の間、藻に絡まってガン玉がハリまでずれてハリ外れ（オーマイガッ！）落ち込みながら続けると引き続きアタリ！勢いよく合わせたが、ゴンゴンとした下品な引き・・・そうバリでした・・・同様に磯際を攻めるとベラ・・・メジナの姿が見えなくなったので沖釣りを再開・・・とにかくサバを釣りながら元気なメジナに出会えれば・・・と根拠のない期待をしつつマキエを前打ち＆被せ打ちを続けた。すると自然と馴染んで仕掛けが入っていくポイントを発見！（残念ながら私の力ではなくウキが探してくれました・・・）すると尾長が喰ってきた。さすが超高重心！ウキに助けられ、三度目の正直でメジナの顔を拝見することができた。しか～し、手元測定で26cm・・・そう今回の規定は27cm以上・・・自分で設定したので文句が言えない（グスン・・・泣）。

　ま～MB脱出に貢献いただいたので優しくリリースし、気を取り直して再開。サバの猛攻の中、またもや仕掛けが吸い込まれていった・・・しばらくして「ビュビュビュビュッ！」と勢いよくラインが引き出された。鋭くアワセをいれるとボチボチの引き！無事にタモに収まったのは34cmの尾長であった。その後、29cmの尾長を追加して納竿を迎えた。結局、期待した潮目は最後までできなかった・・・なお、広垣会員も磯際を丁寧に攻めて30cmオーバーの尾長をキープしていた。船に回収されたところ皆の顔色が悪い・・・どこもサバ地獄であったようである（溜息）。港に戻って検量したところ2枚キープしたのは私だけで・・・復帰後最初の例会で1位となり出来過ぎの1日であった。

【フコウ：清水会員】
フコウでの状況を報告します。

　金田会員と広垣会員をサントウのおろした後、向かった先はフコウ。船長からお呼びがかかり、坂根会員と２人で渡礁しました。潮色がだいぶ良くなったとの情報でしたがここ数日続いた異常なまでの気温の高さからかうっすらと潮が緑がかり、所々に赤潮が浮遊している。厳しい状況を覚悟し、坂根会員が西向きの先端へ、私はサメノリ向きの1段低くなったテラスに釣り座を選択しました。用意が整いコマセをまくとおびただしいサバの群れ。サイズが30～40cmともなれば数本お土産にするところですが群がるのは10cm前後とどうにもならないサイズ。こんな時はセオリー通り、

　１．コマセは足元で仕掛けを遠投・・・サバ
　２．コマセを遠投し、仕掛けを足元へ・・・サバ
　３．サラシの中でカモフラージュ・・・サバ
　４．コマセをドカ撒きして付けエサを沈める・・・サバ
　５．超大遠投・・・サバ
　６．サバ、サバ、サバ

　とにかく何をやってもサバ・サバ・サバ。サバダバ、サバダバー♪。いつか、いなくなるだろうと希望を持って釣り続けるも一向に状況は変わらず結局1日サバとの格闘でした。ただしそんな状況下、奇跡ともいえる3枚のメジナをかけることができたので、その釣方を。仕掛けがなじむ前にサバの餌食になるので、どっサラシの中にG4クラスのガン玉を団打ちした（最高で6個）仕掛けを強制的に沈め何とか検量サイズ1枚と25cm以下のメジナをキープ！ただし、この釣法も長くは続かず深いタナでもサバの猛攻に遭い、フラストレーション溜りまくりで釣りを終えました。また、西側で竿を出していた坂根会員も何とかメジナ１枚をキープしたのみで、やはり最後までサバの猛攻に遭い撃沈したそうです。
最後に、今日のスタディー・・・・、サバは無敵だ。

【サメノリ北側先端：早藤会員】
　橋本会員と一緒にサメノリ北側先端に入りました。この場所は平らな場所があまり無く磯際は波が這い上がるため、一段高いところで釣り座を構える必要があります。まずは橋本会員とジャンケンして釣り座を決めました。橋本会員は沖向きに釣り座を構え私は水道向きに入りました。橋本会員は早々に仕掛を作って釣り始めましたが、数投もしないうちに小サバがヒット。私もコマセを足元に撒きながら最初は超高環S-000ウキで遠投して様子を見ました。水道側から入る潮と沖側の潮がぶつかる場所にウキが流れて行きました。少し上りの潮が入っているように見えましたがウキが途中で止まるため、実際はあまり動いていませんでした。遠投しているから少しは小サバをかわせているかなと思いましたが甘かったです。マーカーが急に変な方向に走って行くのが見えました・・・小サバです。大量の小サバは既に沖にも広がっていました。そうこうしているうちに橋本会員は手前の根でキーパーサイズのメジナを釣っていました。小サバ地獄・・・今までの嫌な記憶が蘇ります。その後、橋本会員も小サバに相当てこずっている様子。私も投げるポイントを変えながら餌が棚まで残りそうな場所を探っていきましたが、小サバはどこまでも追ってきます。付餌も目立たないように小さく付けたり、磯際ギリギリに落としこんだり、ガン玉段打ちもやってみましたが通用しません。追い打ちとばかりに沖から赤潮が接近し、潮も不利な下りになっていました。さすがにここまでくるとメジナボーズが頭をよぎります。ついに奥の手とばかりに持っていたパン粉を練って付餌を包んで投入。餌が何度か残るようになりましたが沈下速度が速いのかメジナの食いも渋くヒットしません。納竿直前に先端付近の磯際で橋本会員が何度か掛けたので私も磯際を攻めてみましたが無念のメジナボーズで納竿となりました。

●例会結果

　[競技規定]
　　27cm以上のメジナ5枚までの総重量（同重量の場合は最大魚長寸）

	名前	総重量[g]	内訳
１位	金田会員	910g	2匹
２位	広垣会員	640g	1匹
３位	清水会員	485g	1匹

【幹事総評：金田】
　妻良一帯（いや南＆西伊豆全体？）のサバ地獄に全員いやというほど苦しめられた一日となりました。そんな中、皆が普段の成果を振り絞り、集中して攻めたと思います。相手が自然である以上、いつも好条件とは限りませんので、今回の経験を今後の釣りに活かしてくれれば幸いです。なお、ポーランドでの長期赴任を終えた坂根会員が土産として入賞者にウオッカを提供してくれました。幹事でありながらゲットしてしまい恐縮しております（苦笑い）。一方、一昨年に開催した第10回GUREKO杯にて優勝した清水会員には常任幹事の私が不参加（ちなみに昨年は天候不良で中止）であったことからトロフィーを用意できなかったので、今回の例会の場所にてあらためて贈呈式を実施しました。清水会員はこれで第1回と第10回の記念大会両方の覇者となりました（素晴らしい！パチパチパチ！）。最後になりましたが、ご協力いただいた五兵衛丸さんにお礼申し上げます。

文責:清水会員、早藤会員、金田写真提供:清水会員、早藤会員、金田編集:早藤会員、金田